変態上司と同じジャンルの人。
2017/11/21 | ||
私のご近所にあいさつのできない男性がいる。
おそらく40代で、家族もいる。自営業らしく金回りは良さそうだが、朝、昼、晩と、いつ会ってあいさつしても、あいさつが返ってこない。
「あの人、あいさつしないよね」は、ご近所の共通認識らしいが、仕事上では、まずこんな態度は許されない。プライベートのみのパフォーマンスなのだろう。
「職業に貴賤は無いが、生き方には貴賤がある。仕事はやめられるが、生きることはやめられない」
これは永六輔さんが残した言葉。
仕事がどんなに優秀であっても、あいさつもろくにできないような人は大人(プロ)とは言えない。
職業は、社会における単なる立場や肩書きだし、仕事は生きていく上での手段に過ぎない。
職業を抜きにしたときに残るのが、その人の生きるフォームだ。品格といってもいいのかもしれない。
いくら仕事がプロでも、人間としての振る舞いができない人は、どこまでもアマチュアだ。
ブラック企業のアホな経営者やセクハラ、パワハラを繰り返す変態上司は、このジャンルに分類される。
人混みの中で平気で煙草を吸いだす人がいる。
「なんで見ず知らずのあんたの肺から吐き出されたその汚くて臭い煙をわしが吸い込まなきゃならんのか」と、後ろからヘッドロックをかけてやりたくなる。もちろん、ギブなしで。
煙草に関しては、もはやマナー云々の段階はとっくに過ぎていて、それでも周囲に気配りせずに平気で吸う人は、変態上司と同じジャンル分けをしてもいい。
職業に貴賤は無いが、生き方には貴賤がある。
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林 正寛 | ||