10年目の選択。
2015/08/03 | ||
少し前。弁護士2名と司法書士1名と飲み会。 ついつい遅くなる。
先日。弁護士3名と飲み会。 やっぱり遅くなる。
この前。仕事仲間と飲み会。 いつの間にか遅くなる。
真夜中にそーっと我が家に帰る。地雷を踏まないように。 家人はよく眠っている。 目は閉じられているが(当たり前だけど)、それでも反射的にできるだけ目を合わさないように行動する(猛獣と目を合わしてはいけないと、何かの本に書いてあった)
一体、何年、こんなことをしているのだろうか。 そして、いつまでこんなことをするのだろうか。
私の知人で酒を飲まない人がいる。そもそも父親も母親も酒を飲まないため、生活に「酒」の存在そのものがなかったそうだ。また、たまたま入った会社でも飲みに行く習慣がないので、普段、上司や同僚たちと飲みに行くこともない。
学生のころから飲む機会は何度かあったようであるが、そうした環境の影響もあり、その人は自ら「酒」を選択してこなかった。 だからその人は、酒にお金をかけることも無いし、酒での失敗も無い。当然、私のように夜中にそーっと我が家に帰るようなこともない。
酒を飲むか飲まないかで人生の方向性はかなり変わると思うが、私は酒を選択した。
人生に運とか不運とかはない。すべては自分のやってきた結果であり、ましてや運命が人の行く末を決めるわけでもない。 つまりは選択だと私は思う。
様々に選択してきた結果、誰かと出会い心を通わせ、そして時には別れを選択した。仕事にしても同じで選択しなければ今の自分はないわけだ(ドラマチックに思える人との出会いも、なんてことはない、お互いの選択の結果なのだ)
だから、自分の境遇を誰かのせいにすることも、誰かを責めることもできない。嫌なら別の選択をするしかない(これが案外難しいんだが…)
私はサラリーマンを辞めることを選択し、独立開業することを選択した。 その選択が正しかったかどうかは考えたことは無い。 ただ、真夜中にそーっと我が家に帰ることを選択してしまうぐらい酒が美味いのだから、選択は間違いではなかったのかもしれない。
そして私は、8月1日をもってアスキット・プラスが10年目に入ることを選択した。
そんなわけで、皆様、これからもよろしくお願いいたします。
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林 正寛 | ||