岡山の奇跡。
2017/1/31 | ||
先日、Twitterニュースを見ていたら、「2万年に1人の美少女」というキャッチのアイドルが話題になっていた。
このごろは、大袈裟なキャッチが目立つが、他に「天使すぎるアイドル」とか「岡山の奇跡」とか、アイドルではないが、「美人すぎる市議」なんていうのもある。
「岡山の奇跡」にいたっては、どう理解すればいいのだろうか。
岡山にまさかこんな可愛い子がいるなんて奇跡ではないかということだろうか。
だとすれば、岡山の女性は一体…。
「2万年に1人」については、今、見逃せば次に見られるのは2万年先になるわけで、人生80年として、250回生まれ変わってやっと巡り合えるほどの美少女だということになる。
実物を見てみたい…。
ただそこにいるだけで輝いていられる年頃なのだから、大仰なキャッチなどつけなくともよいのではないか―。
それに、若さの輝きは瞬間であり、老いのスピードは思いのほか速い。すぐに現実とのギャップに悩まされることになる。
年始早々、高校の同窓会が岡山市内のホテルで開催された。
私はこれまで同窓会に一度も参加できていない。今回も欠席したが、参加者は90名ほどだったという。
あのころ、「岡山の奇跡」と呼べるくらいの女子は山ほどいたように思うが(それとも幻だったか…)、その「奇跡」たちも、幾度と移り行く季節の中で、様々な艱難を乗り越えてきた戦いの証は、もはや隠し切れない。
しかし、「奇跡」の季節が過ぎ去った後、世の「必然」を受け入れ、人生を歩んできた「軌跡」こそが輝かしいのではなかろうか。
とはいえ、次回の同窓会は5年後らしいが、高校卒業後40年ともなると、2年後に迫る還暦を前に、誰が誰やらわからなくなるのも時間の問題である。
次回は何としてでも出席しようか。
いや、それよりも、青春の美しい思い出として胸にしまい込んだまま、人生を送るのも有りかもしれない。
たとえ、それがマボロシダッタトシテモ。
君はセゾン♪
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林 正寛 | ||