ドキンちゃん。

ドキンちゃん。

  2018/2/5  
     
 

ドキンちゃんは、「バイキンマン側」ではあるが、アンパンチをもらいそうになるとバイキンマンを置いてさっさとその場を立ち去ってしまう。

 

私生活ではバイキンマンを顎で使い、遊んで暮らすことをモットーとしている。

 

一体、バイキンマンとはどんな関係なんだろうか。

 

 

また、一方では、「アンパンマン側」のしょくぱんまんに恋心を寄せる一途でかわいらしい乙女な一面も見せる。

 

 

こんなわがままで悪女でかわいいドキンちゃんの人気を支えている要因の一つに、「声」があるんじゃなかろうかと―。

 

笑う、怒る、泣く、甘えるといった「声」の色、表情が実にイイ。

 

 

そのドキンちゃんの声を担当する鶴ひろみさんが、昨年11月に急逝された。陽気なドキンちゃんからは想像もつかない、突然の悲しい別れだった。

 

 

そして、1月26日の放送から、ドキンちゃん声は後任の富永みーなさんが担当するようになったが、これが驚くほど違和感がない。SNSでも絶賛する声がたくさん上がっている。

 

― これがプロの仕事なんだろうな。

 

星になったドキンちゃんが戻ってきたようだ。

 

 

声優さんとは、そうした訓練や努力を積み上げてきた人たちだから、私が言うまでもないが、富永さんは、ただ声をまねるのではなく、声の色や表情も含め、見事にドキンちゃんを演じていた。

 

さすがだ。

 

 

これでまた、子どもたちは安心して、楽しくアンパンマンを見ることができるだろう。

 

 

 

ついでに、久しぶりにドキンちゃんのテーマソングを耳にしたので、歌詞を記載しておくことにする。

 

私はドキン

なるべく楽しく暮らしたい お金はたくさんあるのがいい

おいしいものを食べたいし 遊んで毎日暮らしたい

 

 

私はドキン

みじめな暮らしは大嫌い 朝から晩までおしゃれして

世界中の誰よりも美しいねっていわれたい

 

 

私はドキン

生まれたときから美人だし 頭の回転すばやいし

この世の終わりがきたときも 私ひとりは生き残る

 

そんな私よ ドキン ドキン

わがままなのよ ドキン ドキン ドキン

 

 

 

 

― イイと思うけどォ~

 

 

 

 

 

 

  林 正寛  
     
     

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