「安倍」の始まり。
2018/6/12 | ||
昨年の夏に受けた健康診断の結果、
「今後、この状態のままにしておくと、重篤な病気を引き起こすリスクが高まります」
と、オソロシイことが書かれた案内を全国健康保険協会からいただき、アリガタイことに、特定保健指導の対象リストに選ばれた。
そして、昨年の12月に保健師のオバチャンが会社にやってきて、面接を受けた。
私の場合、肝機能以外は正常なため、一定の行動計画の下、6ヶ月後に改善できているかどうかヒアリングを受けるという「動機付け支援コース」に振り分けられた。
行動計画は、自ら用紙に記載しなければならないが、保健師さんの鋭いまなざしに圧倒されてしまい、以下のことを書いて提出してしまった。
鶏に空を飛べと言っているようなものである。
全体目標:お酒を減らすこと。
具体的行動計画:①お酒は一日の適量を守ること (例えば、日本酒は一合まで) ②休肝日を設けること
そして、6ヶ月が経過した先日、その保健師さんからお電話をいただいた。
「ハヤシさん、いかがかしら」
「いや、まあ、元気にしています」
「いえ、そうではなくて、お酒を減らすことはできましたか」
「うーん、減っていないような気がします」
「あらっ。では、休肝日は設けられていますか」
「いえ、まったく…」
「あら、まあ。だったら何もできていないってことじゃないですか」
「……」
「そんなんじゃあいくら目標を立ててもだめね」
「すみません…」
「私に謝っても仕方がないわ」
「もうすぐ健康診断ですので、その結果を真摯に受け止めてですね…」
「なんだか、どっかの謝罪会見を聞いているみたいだわ。ともかく、特定保健指導は、次も受けることをお勧めしますね」
昔、「嘘つきは泥棒の始まり」といわれ、嘘をつくことを戒めた。
最近では、「嘘つきは安倍の始まり」というらしい。
私の中で、いわゆる、それはまさに、「安倍」が始まったという局面にあるのではないか、このようにですね、私は思う、わけであります。
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林 正寛 | ||