なんでも有りか。

なんでも有りか。

  2015/03/03  
     
 

税理士のOさんがうちの会社に入ってくるなり、

「ハヤシさん、ブログ読みましたけど、人間なんてラララ…って、あれはなんですか?」

 

「なんだ、知らないのか、吉田拓郎の歌じゃないか」

 

「そんなん、知らないですよ」

 

「ほら、♪~人間なんてララララララララって知らない?」

 

「ああ、ソーイエバ、ナンカ…」

 

― 思わず、歌ってしまったじゃないか。

 

「そのラララってなんですのん」

 

「つまり、人間は欲深くてスケベで怠け者で、人間同士で傷付け合ったりして愚かな存在なんだが、雲の向こうにはきっと素敵な何かがあるのではないかという純粋な思いを共有できるのも人間であり、だから人間同士、生きていけるのだ、といったところを吉田拓郎の世界観として“ラララ”で表現したんだと思うよ。あえて言葉にせずにね」

 

「そういうことですか」

 

「そこにフォークソングの情緒があるわけだ」

 

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私と同世代の人には多いと思うが、70年代に流行ったフォークソングは、カセットテープが擦り切れるくらい何度も聴いて、何度も口ずさんで、何度もギターで弾いて、何度も何度も感動させられた。

 

だから、今でもふとした瞬間に歌が頭をよぎるし、歌を聴くと、生きることや家族のこと、恋愛のことなど、なるほどそういうことなのかと改めて考えさせられたりもする。

 

SEKAI NO OWARIやきゃりーぱみゅぱみゅ、EXILEも悪くはないけれど、聴くより見る音楽というか、地面から少しだけ浮いたような感覚にさせられて、捉えどころがないままリズムだけが頭の中をぐるぐると回転し、見ているうちにあっという間に終わってしまう。

 

“ドラゲナイ”とか“にんじゃりばんばん”とか、いくら説明されてもよくわからない。

きっと頭が古いのだろう。

 

歌ではないが、今、これがもっともよくわからない。

 

♪~ラッスンゴレライ説明してね。

♪~ラッスンゴレライってなんですのん。

 

いや、まったく、説明して欲しいが、そもそも理屈なんて無いのだろう。

わからなくてもいいのかもしれないし、やっている当人らもよくわかっていないのかもしれない。

 

勢いというか、今はなんでも有りなんだろうナ。

 

 

(P・S)

そーいえば、「ダメよ、ダメダメ~」の人はどこにいったんだろうか…?

 

  

 
  林 正寛  
     
     

株式会社アスキット・プラス

 

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