ノドグロ。

ノドグロ。

  2014/09/25  
     
 

テニスの全米オープン男子シングルスで準優勝した錦織圭選手。

 

島根県民栄誉賞を辞退したらしい。

 

理由は、「まだまだ発展途上だから」。世界ランキング1位に向かって夢の途中にあるからだという。

 

― さすが島根県人だ、松江市民だ。謙虚さ、ひたむきさが違う。

 

それに、全米準優勝くらいで大騒ぎしてもらっては男がすたるといったところか。

 

それならば、我々も夢の続きを楽しませていただこうではないか。

 

 

一方、肩透かしを食らったのが知事の溝口さん。

 

スポーツで活躍したアスリートなどに賞を与えるのは、政治家の人気取りの常套手段。

 

普段から、アピールするものはないものかと、日夜愚考を重ねている政治家にとっては、利用できるものはなんでも利用してやろうという魂胆だから。

 

政治に利用されてたまるかとまで、錦織選手が考えたかどうかはわからないが、今回の辞退はいろんな意味で正しい判断だったんだと思う。

 

 

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みんなの党の元代表の渡辺さん。

活動を開始した途端、党内をかき乱し始めた。

 

1月に小保方さんが登場して以降、佐村河内さん、セクハラやじの鈴木さん、号泣県議の野々村さんなど、今年は話題満載のところに、ソチオリンピックやワールドカップサッカーも重なり、渡辺さんのことはすっかり忘れていたが、8億円の借金で熊手を買った釈明からまだわずか5ヶ月である。

 

政治家に謙虚さを求める方が間違っているけど、この品の無さには毎度閉口させられる。

 

錦織選手の爪の垢でも煎じて飲んだらドウカ。

 

いや、それさえもMOTTAINAIか…。

 

 

そんな謙虚な錦織選手も、自分の発言で「ノドグロ」人気がこれほどまで高くなるとは想像もしなかっただろう。

 

今や、島根県浜田市の仲買業者には、首都圏を中心に問い合わせや注文が相次いでいるという。

 

浜田市は、感謝の意を込めて、錦織選手が帰県時に浜田産のノドグロを食べてもらおうと届ける準備をしているらしい。

 

政治色の強い栄誉賞をもらうより、ノドグロをもらう方がよほどイイかもしれない。

 

 

 

「どうしてうちの会社にはノドグロが届かないんだ」

 

「なぜ、アスキット・プラスに届けなきゃいけないんですか」

 

「まだ発展途上、夢の途中だからかな…」

 

「いい加減、夢から覚めたらどうですか、いい年して」

 

 

― やっぱり熊手を買うしかないか…。

 

 

 
  林 正寛  
     
     

株式会社アスキット・プラス

 

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