マジでやばい。

マジでやばい。

  2014/09/30  
     
 

文化庁が公表した2013年度の「国語に関する世論調査」では、慣用句や敬語の誤った使い方が広がっていることが明らかになった。

 

ある学校の小学3年生の授業では、「耳にたこができる」「甘いものに目がない」などの体の一部が含まれる慣用句について児童たちは、「聞いたことはあっても意味は知らなかった」と発表している。

 

慣用句は、確かにむずかしい。

新聞にも記載されていたが、「世間ずれ」や「煮詰まる」など、イメージ先行で漠然と使っているうちに、本当の意味と乖離してしまっているものも多い。

 

読書離れが原因だろう。

 

繰り返し読書をしていれば、わかりにくい慣用句が出てきても、前後の文章と照らし合わせて考えるので、自然と頭で理解できてくるものである。

 

そこが、読書をしない、話し言葉の中のイメージだけで理解してしまう点と異なる。

 

「ださい、きもい、うざい、やばい」などの大雑把な感情表現の言葉にしても、論理的に思考する力が不足しているからである。

 

読書はその力をつけてくれる。

 

また、読書は単に、「聞く、話す、読む、書く」の言語活動にとどまらず、生活全般における厚みのある思考の手助けに間違いなくなる。

 

 

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女性の前からを三菱東京UFJ銀行の行員がせめ、後ろからは東京地裁の事務官がせめる。

 

一体、何の変態プレーかと思ったら、実際に起こった電車での痴漢行為である。

 

「口裏を合わせた」わけではないようだが、一人の女性を同時に二人が痴漢をしたらしい。

 

バカじゃなかろうか。いや、バカなんだろう。

 

電車内での迷惑行為の禁止は、「耳にたこができる」ほど、毎日アナウンスされているのに、理解できなかったのだろうか。

 

触れば、「手が後ろに回る」、その結果、「首が飛ぶ」、そして上司や家族の「顔に泥を塗る」ことになるが、「喉から手が出るほど」の思いだったのか。

 

つまりは、頭の中で論理的に思考する力が欠如しているから、そのような短絡的な行動に出てしまうということだろう。

 

なんとも「腹の虫がおさまらない」。

 

社会的にも名のある大人がこんなことでどうする。

 

 

マジでやばいって…。

 

 

 
  林 正寛  
     
     

株式会社アスキット・プラス

 

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