責任感の強い無責任男。
2013/04/19 | ||
昨夜は、取引先の人と夕刻に待ち合わせをした後、食事をし、2軒、3軒と飲み歩いたが、二日酔いはない。飲んだつもりでいても、このごろは少ない量で酔ってしまうので、思ったほど飲んでいないのだろう。
若いころはホントによく酒を飲んだが、飲むと言うよりただ浴びていただけのような飲み方で、酒を飲むたびに先輩や上司と衝突していた。 今では意味がないとわかった「生きる意味」を探していたのかもしれない…。
私の生き方のスタイルが変わったのは、平成4年に上司のU氏に出会ってからである。 生き方といえば大袈裟かもしれないが、少なくとも、酒の飲み方は変わった。
議論をしようと思っても噛みあわないし、相手にしてくれない。突っ込んでいっても、 「まぁ、いいから飲め」
納得できない私は、暫くしてからもう一度、 「さっきの話ですが…」 「なんだったけ…?あっ、オネエサン、熱燗もう一本、2合ね。ハヤシくん、まぁ、いいから飲め」
2軒目のスナックに入るなりU氏は、ネクタイを鉢巻きにして、 「よっしゃー、今夜もいこうか!♪~わかっちゃいるけどやめられねぇ。アッホレ!スイスイスーダララッタ スラスラスイスイスイ…」 「あれっ?ハヤシくんはどーして踊らないの…?」
本社からの無理な要求には、「できません」 それでもやらなきゃならん難しい案件は、「心配するな。責任は俺が取る」 そして夜になると無責任男に変身してまた、始まる。 「♪~わかっちゃいるけどやめられねぇ」
実にいい男っぷりだった。 その後、バブルは崩壊したが、私の仕事に対する熱い思いは消えずに残った。
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林 正寛 | ||