疑わしき人たち。

疑わしき人たち。

  2014/10/17  
     
 

蓮舫さんと松島さんの「うちわ」をめぐる国会でのやり取りは、かなりおもしろかった。

 

まだ、見ていない方には、ぜひ見ていただきたい(子どもには見せたくないが…)。

 

蓮舫さんの鋭い突っ込みに対し、松島さんがボケる。

 

蓮舫さんが「うちわ」を掲げ、「これはなんですか」

 

松島さんが、しらばっくれる。

「うちわのようなもの」

「うちわに見えるかもしれないが、討議資料である」

 

途中、高市さんが助け舟を出したかに思えたが、沈没。蓮舫さんにダメだしされる。

 

議長が、法務大臣だか総務大臣だかわからなくなり、場が混乱する。

 

その後、蓮舫さんの突っ込みに松島さんが思わず、

 

「あの、このうちわはですねぇ~」と自ら「うちわ」って言っちゃったから大変。場はますます混乱し、ノリ突っ込みは最高潮に達した。

 

しかし、せっかくこれからというときに、安倍さんが登場し、

 

「疑わしきものであるなら、今後、注意していく必要がある」

 

 

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国会開催費用も税金で賄っているんだから、こんな議題に大切な時間と税金を費やして欲しくはないが、下手な漫才を見ているよりおもしろかったのは確か。

 

蓮舫さんだって、2010年の参院選の期間中に有権者にかなり厚手の「うちわのようなもの」を配布していたが、あれは有価物ではなくビラだったらしい。

 

ビラであれば、公職選挙法が寄付行為だと配布を禁じている「金銭、物品その他の財産上の利益がある有価物」には当たらない。

 

松島さんの場合、どう見ても「うちわ」にしか見えないが、しかし、お祭りやイベントなどで大量に配られるアノ「うちわ」は、今の時代、「財産上の利益供与」に該当する有価物なのだろうか。

 

民主党は松島さんを東京地検に刑事告発したようであるが…。

 

 

最終的には、安倍さんの言う「疑わしきもの」はやめた方がいいということになるのだろうが、「疑わしき人たち」が繰り広げる「疑わしきもの」に対する攻防。

 

有権者は何も信じたらいいのだろうか…。

 

次は、小渕さんやね。

 

 

 
  林 正寛  
     
     

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