センチメンタルジャーニー。
2013/06/25 | ||
先週のある朝。 クルマで現場に向かいながらラジオを聴いていると、「今日の誕生日」というコーナーで、有名人の名前と年齢が読み上げられていた。
「松本伊代さん、48歳」
― もう48になるのか…。
あのころ伊代は16だったのに、あれから32年。 なんだか、自分自身に「老い」という現実を客観的に突き付けられたようで、息苦しくなった。
♪~私がおばさんになぁっても と歌う森高千里を見ながら、この森高千里がおばさんになるわけないじゃんと、なんの根拠もなく思っていたが、しっかり、おばさんになった。
現実は、残酷である。
しかも年齢と共に、季節の移り変わりが早く感じるようになり、「老齢」への加速が始まっているかのようでもある。
政治も経済も思想も文化も娯楽も、国境を乗り越えて猛スピードで行きかうようになり、その「変化」についていくのを時に「重圧」と感じることさえもある。
今は、とても幸せで自由な時代であり、新しい情報技術を使えば誰もがつながることができるのに、その変化についていかなければ、反対に「孤独」に苛まれることになる。
― まったく大変な時代になったものだ。やはり昔の方が良かったかな…。
先日、テレビで八神純子が「みずいろの雨」を歌っていた。 変化の時代に今も変わらぬ歌声を聴き、とても懐かしく、わずかな時間、感傷旅行に出かけた。
― はて? あのとき買ったサンバホイッスルは、一体どこへいってしまったのだろうか。
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林 正寛 | ||