コワイ世の中。
2014/06/16 | ||
「わずか3時間半で個人を特定」
こんなタイトルの記事が新聞に載っていた。
記事の内容は、「炎上事件」を起こしたユーザーのアカウントは、ネット上の「特定班」によって1日もかからずに白日の下にさらされるというもの。
「炎上」したのは、サッカー選手とタレントがデートで来訪したことをツイートしたホテルでアルバイトをしていた女子大生。
記事によると、ツイートしてから約3時間後に2ちゃんねるにスレッドが立ち、3時間半後には本名が判明。4時間後にはフェイスブックのアカウントが発見され、顔写真が特定された。 さらに17時間後には、そのツイートを基にした記事がネットメディアに掲載され、約22時間後にはホテルが正式に謝罪した。
私はこのあたりの事情に詳しくないので、どうやって個人が特定できるのかが不思議でならないが、「情報という網」でつながっている以上、その道の人が手繰り寄せれば、簡単に判明してしまうのだろう。
以前、携帯電話に送信されてくる迷惑メールがあまりにも多くて、一体どんなものかと、送信されてくるたびに開いてみていたことがある。
ほとんどがエロサイトか投資・貸金の勧誘の類いだったけれど、そのうち携帯に「金払え」みたいな電話がかかってきてことがあった。
なんで携帯の番号がわかったのか、あなたは一体誰なのか、なぜお金を払わなければならないのか、電話がかかってくるたびに何度も聞いたけど、ついに教えてくれなかった。
むこうも私が相手だと面倒だと思ったのか、そのうち電話はかかってこなくなったけど。
私の場合、迷惑メールをクリックすること自体に問題があるので、自業自得であるけれど、そもそも個人情報なんてものは常にだだ漏れしてると思っておいた方がよさそうだ。
本名を明かさなければネット上に何を書いても大丈夫と考えるのは大きな間違いだし、さらに厄介なのは、ネット上の情報は消えないということ。「炎上事件」の女子大生の個人情報は、半永久的にさらされることになる。
そこの君!アカウントを取得して、こっそり自分だけいいものを見て楽しんでるつもりだろうが、実はぜーんぶ、お見通しなんだよ。
コワイ世の中だナ…。
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林 正寛 | ||