ムズカシイ。

ムズカシイ。

  2014/06/26  
     
 

あれだけ海外で活躍する選手がいて、日本中が大騒ぎして、私はてっきり日本は強いものだと思っていた。

 

だから先日、「勝てないわけがない。」というタイトルでブログをアップした。

 

しかし、日本がコロンビア戦に惨敗する様子を見て、これはオカシイと思い、はじめてFIFAランキングなるものを確認してみたところ、日本は46位だった。

 

ワールドカップ参加32ヵ国の中では29番目。

 

FIFAランキングは、同じ組のコロンビア8位、ギリシャ12位、コートジボワール23位だった。

 

正直、日本がこんなに順位が低いとは思わなかったが、戦いぶりを見れば、まあこんなものだろうといったところか。

 

コロンビア戦を前に、「奇跡」という言葉があっちこっちから聞かれてきて、どうも怪しいとは思っていたが、確かに、コロンビアに勝つことは奇跡に近かった。

 

今回は、スペインやイタリアが敗れると言う番狂わせもあったようだが、本来、ここまで力の差が歴然としていれば、奇跡は起こらないだろう。

 

世界ランキングからすれば、一次リーグ敗退は順当だったわけだ。

 

 

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それなのになぜ、日本中がこれほどまでに大騒ぎして、壮行会はジャニーズのコンサートみたいだったし、監督や選手はもちろん、サッカー解説者たちも日本の躍進を信じて疑わなかったのだろうか。

 

また素人が何も知らないくせにと叱られるかもしれないが、普通、この日本代表のレベルでは、アジアで通用しても世界では通用しないことくらいわかりそうなものだし、それであれば、ワールドカップの目標は、「1勝」でよかったんじゃないか。

 

前回はたまたまベスト16だったかもしれないが、日本の実力からすれば、まず「1勝」である。戦う前からそれ以上を狙っても、ジャニーズたちは浮足立つだけである。

 

 

今後もワールドカップに出場できたとしても、4年に一度、こうしてお祭り騒ぎをしていれば、日本のサッカーは成長しないだろうし、確実に「1勝」するための地固めをしなければ、いつまで経っても奇跡を信じなければならなくなる。

 

 

ザッケローニ監督は責任を取って辞めるらしいが、日本の実力からすれば、ワールドカップに出場できただけで功績は大きいし、このチームで1勝もできなかったとしても不思議ではないのに、なぜ、辞めなきゃならんのか…。

 

日本人の指導者を育てるというのであればわからんでもないが。

 

サッカーはムズカシイ…。

 

 

 
  林 正寛  
     
     

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