刺激。
2014/04/10 | ||
情けないやら腹が立つやらで、阪神球団にクレームを言いに行ってきた。
「なにタラタラやってんの。毎年毎年、いい加減にしろ。君たちはマジメに試合をやってるのか」
「私たち職員に言われましても…」
― たしかに、それもそうだ。
「では、和田監督をここへ連れてきてくれ」
和田監督はすぐにのっそり現れた。
「和田さん、あなたもう辞めた方がいいじゃないの」
「辞めて済むものならいつでも辞めるが、法律的には何も問題はない」
「和田さん、何の話?野球と関係があるの?」
「いや、だから私が借りた8億円は問題がないと…」
「えっ、あなたも8億円借りてたの?」
「実はそうなんですよ、ハハハハ…」
ここで目が覚めた。
こんなヘンテコリンな夢を見るなんて、ブログのせいかもしれない。
いや、最近、なぜだか支離滅裂な夢を見ることが多い。
本人はすっかり忘れたつもりでも、このデキの悪い脳ミソのどこかに、50年間蓄積された嫌な出来事の「断片」が残っているのかもしれない。
いっそ「初期化」できればどれだけ楽になるだろうか…。
実態が見えにくい出来事がこのところ多すぎる。
人間はOROKAMONOなので、言い逃れをしたり、あいまいにしたりして、自分や組織を守るために事実を遠ざけてしまう。
しかし、結局最後は、世論からのシュプレヒコールや場合によっては、具体的な当局からの捜査など、そこまでの強い刺激を受けてやっと、事態を「初期化」させ、「実は…」となる。
政治とカネの問題などはその代表格だろう。
よほど強い精神でなければ、人は自らを厳しく律することはできない。 いつの間にか付着した煩悩を捨て去るのは並大抵ではない。
「STAP細胞」の問題は今、世の中から強烈な刺激を受けながら、実態が解明されようとしているが、「STAP細胞」はやはり存在するのではないだろうか。
なぜなら、マウスの細胞を弱酸性の溶液に浸して刺激を与え、様々な臓器や組織の細胞に育つべく「初期化」されるのが「STAP細胞」だが、何やら人間の本質に合致しているようにも思えるからだ。
少なくとも私は、「STAP細胞」の存在を信じたい。
小保方さんの涙に刺激を受けたわけではないけれど…。
人は刺激に弱い。
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林 正寛 | ||