新ひな形

嘘つき。

  2014/04/01  
     
  「個人として発言したまでです」、「個人として借入れしました」、「個人として参拝しただけです」。

 

近頃、公人たる立場の人のこういった発言が目立つが、これで通用すると思っているのだろうか。

 

広義に解釈すれば、世の社会人はすべて公人であり、その発言、行動には責任が発生する。

サラリーマンだろうが、経営者だろうが、政治家だろうが関係ない。

大人としての行動規範と言ってもいい。

 

特に、名実ともに公人として立場の人であればなおさらである。

 

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「8億円は、個人に対する支援で借りた。旅費や交通費、熊手も買った」…。

 

ー バカも休み休み言え。こんな釈明がこの世の中、通用するわけがないじゃないか。

 

小学生でも、もう少しマシな言い訳をするだろう。

 

どこかの元知事も最初は、「たまたまお会いして、たまたま5千万円を借りた」などとしどろもどろに釈明していたが、結局は、知事という立場を追われ、刑事責任を追及され起訴された。

 

略式手続だろうが、起訴は起訴。刑事罰を受けるにおよんだ責任は重い。

 

 

8億円のうち5億円については借用書が無く、金利は0.5%。

どこの世界の話だろうか…。

 

そもそも熊手は、2千円くらいから大きいものでもせいぜい20万円くらいのものである。

金運や幸運をかき集めるとされ、毎年、前年のものより大きいものを購入することが商売繁盛につながるといわれる商売人にとってはささやかな縁起物である。

借用書無しにわずか0.5%の金利で5億円も借入できる人に熊手はまず不要だ。

 

 

いくらエイプリルフールだからといって、ついていい嘘とついてはいけない嘘がある。

とりわけ政治家の嘘は始末が悪い。いや、もう慣れたか…。

 

マジメにやれ。

 
  林 正寛  
     
     

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