ひどいじゃないか。
2014/04/19 | ||
まだ足腰は衰えてはいないけど、夕方、訪問先から会社に戻る電車の中などでは、席が空いていれば、やれやれと、座ってしまうことが増えた。
体調にもよるだろうが、二日酔いのときなどは、我慢して立っていると冷や汗が出てくることがある。
先週、電車の中で立っていると、目の前に座っていた人が立ち上がり、一番端っこの席が空いた。
平日の昼間で比較的車内も空いていたので、遠慮なく座ろうと思い、カラダを反転させようとした途端、横に座っていたオバサンがスッとカラダ移動させて、今まさに私が座ろうとしていた席にスライドしてきた。
すると、オバサンが移動したため、今までオバサンが座っていた席が空き、そこへ私の隣に立っていたオバサン②が腰かけた。
― なんだこれは!新しいゲームか…。
それとも、端っこの席が空いた場合、オバサンが移動してオバサン②が座れるように今のコンビネーション(移動攻撃)をはじめから打ち合わせしていたとか。
なわけないか…。
電車の車内がガラガラに空いているときは端っこの席から埋まっていく。
端っこの席が空くと今回のようにわざわざ移動する人もたまに見かけるが、あれはどういう心理状況なんだろうか。
両隣を人で挟まれているよりは安心するのかもしれない。
人の心臓はカラダの左側に位置するので、人はそれを無意識に防御するために、人とすれ違うときは左へ身をかわすことが多いと聞いたことがある。
端っこの席を選ぶのは、知らず知らずのうちに身に着けている防衛本能のようなものが働くのかもしれない。
しかしだ、それにしてもひどいじゃないか。
いくら端っこが好きだからと言って、私が立っていればそこへ私が座るかもしれない、それなら移動せずにいようとは思わないのだろうか。
やはり私を座られないための作戦だったのか…。
私は、電車の端っこの席は好きでない。
ドアのところの席だと、立っている人が手すりのようなところに半分腰かけてきて、肩のあたりにお尻が当たり、なんだか肩身が狭い。
立っている人のリュックサックやショルダーカバンが顔に当たったり、ひどいときには頬がむぎゅーってなることもあるし…。
第一、端っこ=崖っぷち=経営難と連想するのは私くらいだろうか。
ど真ん中がイイ。
|
||
林 正寛 | ||