ジャパニーズビジネスマン。

ジャパニーズビジネスマン。

  2014/05/23  
     
 

サントリー食品インターナショナルは、第一三共ヘルスケアとライセンス契約を結び、「リゲイン エナジードリンク」を発売する。

 

女性を含む10~20代の若者を中心にエナジードリンクの市場に火が点き、愛飲者層はさらに拡大している。

 

エナジードリンクは、カフェインなどを含む清涼飲料水である。

 

その人気の理由は、眠気を覚ます爽快感・スッキリ感が得られる点にあるが、疲れて飲む栄養ドリンクと違い、遊びやスポーツの前にエナジードリンクを飲むというスタイルのカッコよさも受けているようだ。

 

「覚醒」を販売促進のテーマにして、デビルマンをキャラクターに使っているメーカーもある。

 

エナジードリンクの販売が伸びる一方で、栄養ドリンクは苦戦が続いており、その市場はこの10年間で2割縮小している。

 

 

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栄養ドリンクは今では、どちらかというとヨレヨレに疲れた大人が飲むというマイナスイメージが強いのかもしれない。

 

崖をよじ登りながら、「ファイトー! 一発!!」と叫んだところで今どきの若者は、“それがどうした”といったところだろう。

 

たしかに、疲れた顔をして栄養ドリンクを飲んでる姿は様にならない。

 

 

しかしだ。

 

サントリー食品インターナショナルは、「リゲイン エナジードリンク」について、30~40代をターゲットに、「現代の働く大人のための新しいエナジードリンク」という商品コンセプトで広めていくというが、大切な50代が外れているじゃないか。今は60代でも現役の人は多い。

 

ターゲティングは広げ過ぎないのが販促の原則なのはわかっているが、自分が「現代の働く大人」のターゲットから外れたのは、なんだかOMOSHIROKUNAI。

 

それに、50~60代がバブル時代にリゲインを飲みながら、どれだけ働いたと思ってるんだ。

 

夜中まで働いて、その上、接待ゴルフ、接待会食、接待マージャン。そしてまた働く。

 

朝、昼、晩とリゲインを飲み、文字どおり24時間戦ってきたというのに。

 

♪~ 

黄色と黒は勇気のしるし

24時間戦えますか

リゲイン リゲイン ぼくらのリゲイン

アタッシュケースに勇気のしるし

はるか世界で戦えますか

ビジネスマン ビジネスマン

ジャパニーズビジネスマン

 

 

― いい歌だナ~。

 

まぁ、私はもっぱら、“5時から男のグロンサン”だったけど。

 

24時間戦えるわけないし…。

 

やっぱり50代には、栄養ドリンクが似合うのかもしれない。

 

 

 
  林 正寛  
     
     

株式会社アスキット・プラス

 

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