逢魔が時。

逢魔が時。

  2014/05/26  
     
 

働く20~30代の若者を中心に消費者のライフスタイルが朝型にシフトしている。

 

影響は外食産業にも及び、24時間営業の店を削減したり、閉店時間を前倒ししたり、開店時間を早めたりと、深夜営業を見直す動きが広まっている。

 

企業としては、販売機会のロスにつながりかねず且つ、人件費などのコスト負担の重たい夜間営業を短縮すれば、収益性の改善にもつなげる。

 

私の世代は、サタデーナイトフィーバーとか花金とかいって、週末になれば夜の街に繰り出し、朝まで遊ぶのが楽しみだったし、就業後の夜こそ、酒や食事を通じて会社の上司や先輩、友人たちと交流するための時間だった。

 

しかし今は、携帯、スマホの普及でいつでも誰とでも時間を気にすることなく交流できる。

 

「食事・酒・カラオケ」を1ヶ所で済ませてさっさと解散し、夜はもっぱら、家族で過ごしたり、ネットで情報を収集するなどして趣味の時間に充てる。

 

朝は早く起き、スポーツを楽しんだり、勉強会に参加したりして自分磨きの時間を過ごす。

 

夜型の栄養ドリンクから昼型のエナジードリンクへ市場が移り変わったことも、ライフスタイルの変化をそのまま照らしているのであろう。

 

 

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私は努めてライフスタイルを変更しているわけではないが、この頃は、朝早く目が覚めるようになった。

 

人は寝ることにもエネルギーを使うと言うが、深酒するエネルギーも、寝るエネルギーも減ってきたらしい。

 

たまの休みの日であっても、早朝、目が覚めてしまえば最後、眠れない。

 

仕事は相手があることなので思い通りにはならないが、それでも自然と、時間配分の前倒し傾向が強くなってきた。無意識のうちに、早朝からお昼までの元気な時間帯にできるだけ予定を集中させようとしているのかもしれない。

 

 

そもそも午後は時間の吉凶がよくないので、用事は午前中の内に済ませておく方がよい。

 

例えば、夕方に墓参りなどすることは禁物である。

 

「暮れ六つ」と言われる黄昏時(現在の午後6時頃)は「逢魔が時(おうまがとき)」とも言われ、読んで字の如く、妖怪や幽霊などの怪しいものに遭遇しやすくなるからね。

 

私は普段、その時間帯にしょっちゅう魔物に出会い連れて行かれてしまう。帰宅が遅くなるのはそのためなんだが…。

 

かなり警戒はしているんだけど、気が付くとカウンターに座っている。

 

世の中には恐ろしい魔物がいるもんだ。

 

 

 
  林 正寛  
     
     

株式会社アスキット・プラス

 

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