まさに神業。

まさに神業。

  2014/05/28  
     
 

普段、お仕事をさせていただいている弁護士の先生から、事務所のホームページを作りたいと相談があったので、WEB製作会社の担当者を連れて訪問してきた。

 

WEB製作会社の彼は、私が事前に伝えてあった先生の考えに少しでも合致するような公開済みの法律事務所のホームページをいくつか用意してきていたが、その中に島根県松江市所在のものがあった。

 

 

「なんで松江市なんだ」

 

「いや、先生のお考えに合うかなと思いまして。それにボク、松江市にいたもんですから」

 

「えっ、そうなの、松江市は私の故郷なんだけど」

 

「ボクは、南高校を卒業しました」

 

「それなら私の姉と同じだ」

 

「ボクの生まれはもう少し田舎でして、雲南市というところなんです」

 

「そこの大東町というところに私は幼稚園から小学3年までいたんだが」

 

「同じだ。奇遇ですね」

 

「当時、私の父はそこの郵便局長を務めていてね」

 

「ハヤシさん、私の父も郵便局に勤務していました」

 

 

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これほど生い立ちがかぶるのも珍しい。

 

彼は私よりも20才ほど年齢が若いので、お互いの父親も含めて、同じ場所に居合わせたということはないが、こうして都会でバッタリ出会った同郷の人と故郷の話をするのは心地いい。

 

私は、松江市での居住はトータル8年ほどに過ぎず、大阪での26年に遠く及びはしないが、故郷の情景は色濃く心に残るものである。

 

知り合いの弁護士の先生のなかに松江市出身者が2名いて、しかも、この2名の方とは生まれた病院まで同じであるが、こういうのってビジネス上のつき合い以上に連帯感のようなものを感じるものである(私だけかもしれないが…)。

 

 

島根県のこの春の推計人口は、国勢調査を始めた1920年以来はじめて70万人を割った。

 

2007年に世界遺産に登録された石見銀山は観光資源にならず、2012年、2013年と2年連続女性の美肌県グランプリ1位も認知度は低い。

 

だから今回の女王殿下・高円宮典子さまと出雲大社禰宜の千家さんとのご婚約は、とてもハッピーなニュースであり、日ごろ話題の乏しい島根県は、これで秋の挙式までこの話で盛り上がることだろう。

 

 

それにしても千家さん、惹かれ合って7年。プロポーズの言葉もないまま、「自然に」15才も年下の女王殿下を嫁にもらうとは、さすがは神職、神業じゃないか。

 

その極意! 伝授してほしい。

 

 

 
  林 正寛  
     
     

株式会社アスキット・プラス

 

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