ハリー・ポッターよりも。

ハリー・ポッターよりも。

  2014/07/23  
     
 

日本の映画館で、全8作合計述べ7,800万人もの人がお金を払ってこの映画を観ている。

 

この数字は、他のどんな映画のシリーズ作と比較しても、あまりにも圧倒的で比肩できるブランドはない。

 

インディ・ジョーンズでもスター・ウォーズでもかなわない。

 

スタジオジブリの全作品の観客動員数を合計すれば、ようやく同じくらいになるという。

 

これに、DVDや地上波TV放送で見た人の数を加えると、どんな数字になるのだろうか。

 

本の影響がまた凄くて、シリーズ本篇のうち4冊が日本の歴代ベストセラーのトップ10に入っている。

 

このブランドは経年劣化を知らず、親から子の世代へ引き継がれ、今では全日本国民の9割以上が、観たり読んだりして、なんらかの接点があるらしい。

 

 

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世界的大ヒットを記録し、特に日本人に好まれた「ハリー・ポッターシリーズ」であるが、我が家はこのシリーズへのアプローチがまったくないとは、一体、どういうことだろうか。

 

私と家人は、映画を観ていないし本も読んでいない。

 

TV放送も見ていない。

 

そもそも私に至っては、「ハリー・ポッター」というタイトルの意味も知らないし、どんなストーリーなのかも知らない。

 

魔法を使う子どもたちが主役で出演している子ども向きの映画だろうくらいの認識しかない。

 

USJのハリー・ポッターをテーマにした新エリアが人気で、その様子を知らせるニュースを見ていた娘から、「どうしてハリー・ポッターを小さい頃に見せてくれなかったのよ」とクレームが出た。

 

シリーズに触れていない娘は、新エリアに興味が湧かず、なんだか蚊帳の外に置かれた気分らしい。

 

そりゃあそうだろうな。

 

シリーズにときめいた人ほど新エリアに興味があるだろうし、ああ、あの場面と同じだ、同じ体験をしていると、あらためて心がときめくのだろう。

 

娘には悪いことをした。

 

 

 

USJの件では、「ハリー・ポッターシリーズ」の人気を思い知らされたが、私にとっては今さら興味が湧くものでもないし、「バタービール」とかいうおかしな飲み物を飲むくらいなら、甲子園球場で本物のビールを飲みながら大声を張り上げている方が楽しい。

 

 

魔法よりも、魔物が住むという甲子園球場の方がよほどドラマチックだと思うけどね…。

 

 

 
  林 正寛  
     
     

株式会社アスキット・プラス

 

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