【コラム】空き家対策、承ります。
2014/11/27 | ||
窓ガラスの割れたクルマを街に1台放置しておくと、その近隣では強盗や放火といった犯罪が多発し、そのうち重大な凶悪犯罪が発生するなど悪は連鎖し、やがては街全体が無秩序状態となって荒れる。
この悪の連鎖現象を「ブロークン・ウィンドウズ(割れ窓)現象」といいます。
たとえ小さくても、社会的に放置された(荒れた)状態を長く見せられると人はストレスがたまり、漫然とした不安を常に感じ、やがて神経質になり、苛立ち、自己防衛本能から時に暴力的になって「ブロークン・ウィンドウズ現象」を引き起こします。
実際に、「ブロークン・ウィンドウズ現象」によって犯罪が増えたり、街が崩壊寸前にまで陥った事例は世界中にあります。
窓ガラスが割れ、雑草や樹木に覆われた荒廃した空き家、落書き、ポストに溢れる郵便物や散乱したチラシ。
こうした小さな乱れが長期間続くことで、社会集団から自己浄化作用を奪い、モラルの低下を招き、悪の連鎖が発生します。
「自分ひとりぐらいはいいか」
こんな些細な考えから街が崩壊する。実にオソロシイ話です。
最近増え続ける「空き家」
その対策に自治体は頭を悩ましていますが、背景にあるのはこの「ブロークン・ウィンドウズ現象」です。
実際、荒廃した建物が隣にあるだけでかなり迷惑ですし、気味が悪いものです。 子どもが勝手に空き家に入り遊んでいるうちに怪我をしたり、花火をしていて火災が発生したり、心配は尽きません。
最近は、長男だからといって実家を引き継ぐことが少なくなったので、相続が発生した後、だれも実家に住まなくなるといったケースが多くあります。だれも住まなくなった家は、あっという間に荒廃します。
触れば何かとお金が掛かる、相続した兄弟間で争いがあり手が出せない、忙しくて管理する時間がない、単にどうしていいかわからない。
色々と悩みはあると思いますが、アスキット・プラスでは、法律の専門家、税の専門家を交え、空き家対策についてのご相談に応じます。
建物をリノベーションして賃貸にする、建物は解体して駐車場として土地を運用する、現状のまま売却するなど、最適なプランをご提案いたします。
「取り敢えず、室内の不用品を廃棄したい」だけでも結構です。すぐにお見積りに参ります。
空き家のまま放置しておくと様々なリスクや責任を負うことになります。 時間が経てば経つほど、相続人が増えるなどして方針決定も困難になります。
「空き家対策」は、今すぐ、アスキット・プラスにご相談ください。
遠隔地の場合は対応できないことがあります。 あらかじめご了承ください。
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林 正寛 | ||