入札による大手食品メーカーの工場跡地の売却。
2013/04/16 | ||
上の画像は、昨年、弊社で売却を担当させていただいた場所です。
元々は、著名な大手食品メーカーの工場がありました。
売却を担当した不動産に再び舞い戻ることは、ほぼありませんが、偶然、近隣で仕事がありましたので、立ち寄ってみました。
会社の方針により、国内にいくつかある工場の内の一つである本件工場を閉鎖して売却することとなり、弁護士の先生の紹介でご縁を頂戴して、弊社でそのお世話をさせていただき、戸建住宅分譲用地として不動産事業会社にご購入いただきました。
従前、工場があった当時は、周辺の宅地化が進む中で風景として多少のアンバランスさはありましたが、有名銘柄の食品工場だけに親近感もあり、また、特段、大きな騒音や臭気があったわけでもありませんでしたので、入札はとても盛況でした。
今回、こうしてあらためて現場を見直してみると、工場の面影はまるでなくなり、とてもいい住宅用地に生まれ変わり、周辺の風景にすっかり溶け込んでいました。
不思議なもので、この工場が無くなるのと同時に、周辺にあった遊休地の宅地化も進み、一気に住宅地が形成されました。
この食品工場から作り出された商品には、大変多くの方がお世話になり、今も、美味しい、美味しいと口にさていると思います。私も例外ではありません。
昭和の風雪に耐えてきた工場が無くなってしまったことには、寂しさもありますが、この地でこうやって街が形成され、家族が移り住み、子供が育つ。
そして、家族みんなでまた、この食品メーカーの商品を美味しい、美味しいと口にする。
素晴らしい仕事を紹介いただき、感謝、感謝!
|
||
林 正寛 | ||