【破産管財】売れない不動産、意見書の作成。
2014/08/27 | ||
大阪府最北端の郡部に所在する不動産を破産管財人弁護士の先生と見に行きました。
資料を見ると、市場ではとても売れそうにない不動産と思われますが、その「売れないこと」を裏付けるための「意見書」を作成する目的で1時間クルマを走らせました。
お金にはなりませんが、これがアスキット・プラスの大切な仕事のひとつです。
今回の不動産は、樹木がうっそうと茂った雑木林の一角にあり、けもの道をとおって分け入ると、建物らしきものが見えてきました。 もう何十年も放置していたので、完全に屋根が崩落し、建物が朽ち果て、居間と思われる場所が周辺の雑木たちと一体化してしまっています。
もはや、不動産の体をなしていません。
樹木を伐採し、道路を通し、造成工事をしなければ、現状ではとても売れません。
このところの雨をたっぷりと含んだ雑木林はサウナのように暑く、見ている途中でまた、雨がポツポツ降り出してきました。 ところが、頬や腕に雨とは別の感覚でパラパラとあたるものがあります。なんだろうと思い見ると、やぶ蚊でした。
やぶ蚊が群れをなして体当たりするようにしてカラダにまつわりついてくるので、皮膚に衝突する衝撃が伝わってくるのです。
やぶ蚊にとって、何代か振り、何年振りかの新鮮な獲物だったのでしょう。
写真を撮ろうとして静止すると、その一瞬のすきに、数匹に血液を持っていかれたました。
売れない不動産はあります。
建築基準法上の道路に接していない土地、都市計画法上、建物の新築が禁止されている土地、解体・新築が困難な連棟住宅、山林、がけ地など、有効利用が制限される不動産は売却が極めて難しいです。
市場で普通に売却できる不動産を売ることはプロであれば誰にだってできますが、売れない不動産に対する意見書の作成は、誰にでもできることではありませんし、第一、好んで対応する人(会社)はいません。
だからこそ、この意見書の作成は、弁護士の先生のお役に立てる仕事なのではないかと勝手に考えるわけです。
意見書の作成は、アスキット・プラスにお任せください。
売れない不動産に対しても丁寧に対応いたします。
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林 正寛 | ||