【コラム】不動産の売出価格。

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【コラム】不動産の売出価格。

  2014/04/03  
     
 

不動産を売却する場合、最初に設定する「売出価格」をいくらにするか。

これによって、今後の「売れる」、「売れない」の方向性が決まります。

当たり前の話ですが、いかに需給バランスの取れた価格を設定するかということです。

 

 

「どうせやから、ちょっと高めの金額にしておいて売れればラッキーやし、売れなければ下げたらいいやん」

 

多くの場合、こんな感じで設定しますよね。

この「ちょっと高め」が曲者で、これが売却を大きく遅らせる要因になることがあります。

 

例えば、任意売却の場合だと、債権者が少しでも多く回収したいからといって、査定価格に対して3割、4割は普通に増額してきます。

こちらとしては、債権者と最初から対立しても仕方がないので、言い値で設定してしまうことが多いのですが、その金額で売れることはまずありません。

 

 

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「じゃあ、下げればいいじゃん」

 

ところが、よほど不動産に希少価値があるか人気のエリアにあれば別ですが、一般的には、高値で吹っかけて市場に出してしまうと、下げてもなかなか売れません。

 

特に、市場が弱含みの場合ですと、売りの値段を下げたとしても市場の値段はさらに下がってしまっているので、依然として相場との価格差が生じ、下げても下げても常に市場の値段の後追いをすることになり、需給が折り合いません。

 

それに、不動産業界は特に、「情報」を重んじる世界ですので、仮に適正価格まで値段を下げたとしても、最初の売り出しの時から相応の時間が経過してしまうと、「売出物件情報」としての鮮度が失われてしまい、買い手を探す不動産会社の熱が冷めてしまいます。

 

とはいえ、最初から不動産会社が提示した査定価格で売り出すのは損をする気分になるでしょうし、仮にその金額で売りに出してすぐに買い手が見つかったりすると、やっぱりもう少し高くしておけば良かったと後悔したりもします。

 

損得勘定の前に「納得感」も大切ですので、売出価格は慎重に決めなければなりません。

 

 

アスキット・プラスでは、不動産の売出価格について適切にアドバイスいたします。

査定は無料です。お気軽にお声がけください。

 
  林 正寛  
     
     

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