【コラム】住宅建築コーディネーター資格の取得。
2014/09/02 | ||
住宅建築コーディネーターという資格を取得した。
この資格は、平成23年1月から一般社団法人住宅建築コーディネーター協会が発行する民間資格からスタートし、同年10月に厚生労働省認可、財団法人職業技能振興会認定の公的資格になった。
資格の歴史が浅いため、昨年までの資格取得者は、全国でわずか1,100名ほど、うち大阪府は180名ほどしかいない。
ネーミングの良さと、この歴史が浅い点が気に入って資格試験を受けることに決めた。
住宅建築コーディネーターとは、家づくりに関わるすべての流れを把握し、資金・不動産・設計・施行などの住宅建築に必要な専門分野をつないで、お客様の家づくりをサポートする業務を行う。
なんだか、わかったような、わからないような資格であるが、知識的にはある程度備わっているし、おそらくそう苦労することはないだろうと思い、勉強に着手した。
勉強といったって公式テキストを読み、覚えることぐらいであるし、資格としては簡単な部類のものである。
ただ、やってみると、建築物の構造や工法、スマートハウスの設備の具体的な名称など、概要は知っていても専門知識が不足している。
建物の新築着工棟数や前年比増減率は、総数、住宅の種類別、地域別に覚えなければならないが、なかなか頭に入らない。
元々性能が良くないうえに、鮮度が落ちてきた脳に無理やり覚え込ませるのは、思った以上に苦痛だった。
試験は四肢択一式のマークシート。
― よくまぁ、これだけ悩ましい問題を作れるもんだ…。
どうしても納得ができない問題があり、手を挙げて質問した。
「すみません、この問題ですが、4つ全部が間違っているようにしか思えないのですが、どう思いますか?」
試験会場がドッと沸いてしまい、試験官が慌てて、「静かにするように。今の質問者は、問題をよく読んでください」
― なんだ、質問の答えになってないじゃないか。まぁ、答えようがないのはわかるけど…。
幸いにも合格したが、この資格はたぶん、ハウスメーカーに勤務している人が、お客様に資格証を提示して、家づくりのサポートをしていくといった類いのものなのだろう。
私が資格を持っていても手に余る。
しかし、せっかくなので宣伝だけはしておこう。
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林 正寛 | ||