【不在者財産管理】ドアの封鎖。
2014/08/21 | ||
前後の状況はお話しできませんが、弁護士の先生から、ある古い空き家の玄関ドアを封鎖する仕事の依頼を受けました。
私の仕事は一体なんなのかと、時々、自分でもわからなくなりますが、ともかく、弁護士の先生のお役に立つことを目的とした会社なので、そう思えば割り切れます。
防犯や防災の面に加え、案件にからむ様々なことを考慮され、裁判所と協議したうえでの判断です。
事情はいろいろとありますが、それは措いておいて、今回の私の仕事は玄関ドアの封鎖です。
作業そのものは、業者の方にお願いしましたが、コンクリートパネルという合板をドアにあてて、ドア周辺のコンクリート壁に打ちつけるだけの単純な作業です。
1時間もあれば終わります。
炎天下の午後2時に作業を始めました。
ところが、この建物は新築後40年以上経つため、相当劣化しており、しかも新築当時のコンクリート壁の仕上げもあまりよくなかったようです。
アンカーやビスを打ち込むと、コンクリート壁がポロポロと崩れてしまいます。
場所をずらし、アンカーの長さを変えるなどして試みても、コンクリート壁は無情にも崩れていくばかりで、コンクリートパネルを固定できません。
「先生、事件は現場で起きてるんだ!コンクリートパネル封鎖できません!」
― 今日はこんな冗談が言える状況じゃないな…。
裁判所との関係もありますので、今日中に封鎖を完了させなければなりません。
時間は刻々と過ぎていきます。
ジリジリと太陽が暑いのに、出るのは冷や汗です。 やぶ蚊の攻撃も半端ありません。
やむなく別の対策を立てて業者の方にプロ用のホームセンターまで走ってもらうことにしました。
往復で1時間費消してしまいますが、この際、仕方ありません。
結局、作業を終えて現場を離れたのは、午後5時半でしたが、夏場でもあり、まだ明るかったので助かりました。
今回は多少、もたつきましたが、どうにか任務を完了しました。
ということで、(このような仕事はあまりないと思いますが)、玄関ドアの封鎖はアスキット・プラスにお任せください。
次は、もう大丈夫!(たぶん…)
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林 正寛 | ||