【コラム】家選びのポイント。

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【コラム】家選びのポイント。

  2015/09/09  
     
 

マイホームの資産価値を将来に渡り維持するために、購入時に気を付けなければならないポイントは何か。

 

ここでいう資産価値とは、経済的な価値、つまり換価価値のことをいいます。

 

まず、戸建住宅の場合、一番大切なのは、立地と土地の形状です。

これまで何度も申し上げてきましたが、「道路付け」、つまり、土地がどのような種類の道路に接しているのかが最も重要になります。

 

ここがハズレの場合、どれだけ利便性が良く、環境に優れ、建物が設備を含めて充実していたとしても、決して購入してはいけません。

 

なお、「道路付け」については、このホームページ上の下記にて詳しく記載していますので、そちらをご参照ください。

 

2015/04/27「間違いだらけの家選び」

 

2014/02/26「必読!不動産のこわい話」

 

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次に、道路付けと同じくらい大切なのは「間口」です。つまり、道路に土地が何メートル接しているかです。

 

古い建売住宅などでは、いわゆる「2間半間口(約4.5m)」と言われる間口の狭い土地を見かけます。この間口は、住宅を建てることのできる最低ラインですが、資産価値を判定する上ではマイナス評価をせざるを得ません。

 

奥行にもよりますが、一般の住宅の場合の理想の間口としては、8mは確保したいところです。

 

京都の家は、間口を狭くして、その向こうに広大な空間があるといった土地の形状をよく見ますが、これは、間口の広さに応じて税をかけていたと言われる豊臣秀吉の時代の税金対策の名残のようです。

豊臣秀吉の当時から、間口は重要視されていたということです。

 

私たちはどうしても日ごろの住み心地を重視してしまい、建物がきれいかどうか、設備が充実しているかどうかにばかり目に行き、肝心の土地がおろそかになりがちです。

 

建物や設備は耐用年数が決まっていますので、経年劣化に伴い資産価値は目減りしていきます。リフォームしたからといって、リフォームにかけたお金をすべて資産価値に反映させることはできません。

 

したがいまして、土地建物全体の資産価値は、購入したときと比べた場合、建物価値の目減り分だけは、当然に減少します。

 

しかし、土地に耐用年数に伴う経年劣化はありません。

 

良好な道路付けと間口が確保できていれば、バブル崩壊などの大きな経済情勢の変化や周辺環境の悪化などがなければ、その土地が持つ潜在的な価値を一定程度維持することはできると考えます。

 

 
  林 正寛  
     
     

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